9月12日(月曜日)、箕面消防署西分署において、平成28年度箕面市消防本部警防錬成会を実施しました。
この訓練は、箕面市消防本部と旧豊能町消防本部が統合してから初めての開催となり、火災防御及び人命救助活動を的確かつ安全に行い、統合による職員間の連携強化と警防技術の統一及び向上を目的に実施しました。
訓練の想定は…
・木造2階建て一般住宅の2階1室10平方メートル燃焼中
・2階部分に要救助者1名あり
というものです。
まずは、現場到着までの走行訓練です。
指令を受け、出動する消防車は、安全かつ迅速に目的の現場に到着しなければなりません。訓練では、スラロームや方向転換のある難コースをどの運転手も難なくクリアしました。
「隊員はホース延長・放水体制をとれっ、機関員は水利部署放水準備!」
「よしっ!!」
現場に到着すれば…
現場到着までに収集した現場の情報を元に、運転手、隊員に活動を指示します。
「放水始めっ!」
「火点制圧っ!」
迅速な活動により、消火に成功しました。
「要救助者発見、大丈夫ですか」
火が消えたからといって、安心するのはまだ早いです。火勢が収まったことで、どうにか要救助者が顔を出すことができました。早く救出しないとっ!!
各車に積載されている三連はしごを用いて2階へ進入し、居室内の火勢を見事に制圧しました。
「ゆっくりおりてください。」
歩行可能な要救助者には自ら梯子をおりてもらう方が安全・迅速な場合もあります。ロープを用いて要救助者の安全を確保しつつ、声かけによる誘導のもと、救出成功です。
訓練中は、審査員が各隊員の動き、無線要領及び時間を厳しく審査し、優勝隊を決定しました。
今回の訓練では、当初の目的のとおり、箕面市職員と旧豊能町職員との連携がますます強化され、さらに信頼を深めることができました。また、訓練を通して現場経験の少ない若手職員の技術が著しく向上しました。
今後もこのような訓練を定期的に行い、市民の安全・安心のために技術の向上に努めます。
〈消防隊員のみなさん、すごくかっこよかったよ!