箕面市北部の止々呂美地区で、特産の栗「銀寄(ぎんよせ)」の出荷が最盛期を迎えています。荷受け先となるJA大阪北部止々呂美特産物センターでは、各農家から集まったクリの選別作業に追われています。
止々呂美地区では、山の斜面を利用して栗の栽培が行われており、この収穫が秋の訪れを告げる風物詩となっています。現在は約20軒の農家が栽培を行っています。栽培されている栗の多くは、「銀寄(ぎんよせ)」という品種で、実が大きく甘みが凝縮されていて人気があります。
今年は晴天に恵まれたこともあり、栗のできは良く、2トン程度の出荷量を見込んでいます。JA大阪北部止々呂美特産物センターでは、「銀寄」を含む栗の選別作業を、9月27日(水曜日)から開始しました。出荷作業は10月初旬まで行われる予定です。
本日の選別作業は、午前10時頃から同センターの倉庫兼作業場で始まりました。まず、虫がつかないように燻蒸を済ませた栗をベルトコンベアーに乗せ、虫食いや傷みなどがある不良品を取り除きます。そして、不良品を取り除いた栗を選果機にかけ、つぶの大きさ別にS、M、L、2L、3Lの5つのサイズに分け、段ボール箱に詰めていきます。
選別された銀寄は、予約販売のほか、その日の集荷量によってJA大阪北部農産物直売所で販売しています(予約販売の受付は9月22日で終了しました)。価格は税込みで、Sサイズが1キログラム350円、Mサイズが1キログラム900円、Lサイズが1キログラム1,500円、2Lサイズが1キログラム2,000円となっています(3Lサイズの価格はお問い合わせください)。
JA大阪北部萱野支店職員の田和(たわ)さんは「銀寄は早生栗と比べて実が大きく、甘さが濃いのが特徴です。蒸し栗や焼き栗、栗ご飯にして手軽に食べられるので、秋の味覚として銀寄を楽しんでほしいです」と話しました。
【お問い合わせ先】
JA大阪北部止々呂美特産物センター
電話:072-739-0193
JA大阪北部萱野支店
電話:072-722-5451
<ゆず、ビワ、栗♪箕面には特産品がたくさんあるんだね~