こんにちは!文化国際室フランシスコです。メキシコの国際交流員です。今日は、数週間前の企画について書きたいです。
それは、国際交流員による「海を渡る必要なし!箕面で世界発見!」という多文化理解ワークショップです。ワークショップは、8月8日(水)午後6時30分から8時まで、中央生涯学習センターで行われました。講師は、ニュージーランドからの国際交流員ベラさんと私でした。当日、16人が参加してくれました。ワークショップの目的は単純です。市民の方に、海外の文化についてを話して、外国人と話す機会を作ることです。
多文化理解ワークショップをしようと思ったきっかけは、日本人と外国人の間に生じる問題についての記事を読んだことです。最近、外国の観光客はどんどん増えていますが、日本はまだまだ外国人を受け入れることに慣れていないと思います。そして、東京オリンピック・パラリンピック大会で、さらに増えるでしょう。日本語も日本文化も分からなくて、習慣が違う外国人に対して、どうやって接すればよいのかを悩んでいる日本人は、海外の文化についてちょっとだけでも学んだほうがよいと思います。もちろん、日本人だけではなく、外国人も旅行する国について少しでも調べておくべきでしょう。相手について、分かれば分かるほど更に相互理解ができて怒ったりしないと、私は思います。
もちろん、外国人との問題が生じる国は日本だけではありません。例えば、メキシコも観光客に関する問題が多いです。ほとんどのメキシコ人は英語さえできないし、観光客は「メキシコだから、まあいいか」と言う考え方でルールを守ってくれないし、色々な問題が生じています。皆に届けることは無理ですが、今できることは周りの人にこのことについて教えることなので、ワークショップを行うことになりました。
正直に言うと、多文化理解ワークショップをしようと思った時は、すごく悩みました。「ワークショップ」と聞くと、大工やプログラマーと言う職業が頭に浮かんできます。多文化理解ワークショップと言うと、どんな能力を伸ばさせるか、どんな知識を取得させるか、などの悩みが出て来ました。そして、「参加者の反応はどうかな」「答えてくれるかな」などをとても心配していました。そのため、結果的にワークショップと講義の混ざったイベントになりました。
では、ワークショップについて話しましょう。ワークショップは講師の自己紹介で始まりました。アイスブレーカーとして、参加者に4人のチームをつくってもらって、チームの皆に自己紹介してもらって、行ったことがある国や行きたい国について話してもらいました。始め、皆は緊張していましたが、数分経ったら、話が盛り上がってきました。その次に、質問をして、1分間チームで答えを話し合ってもらって、時間になったら回答してもらうと言う形のクイズをしました。クイズの問いは、色々な国についての質問でした。一番早く答えてくれたチームには、外国(ニュージーランド、台湾、メキシコ)のコインを一枚渡しました。これが多分一番楽しいゲームでした。皆はいっぱいのコインをもらおうと活発に答えてくれました。そのあと、「文化はどういうものですか」と言うテーマについて説明をしました。その説明の中で、言語と合図の話をしました。ここでも、ゲームをしました。ゲームは、海外の色々な合図の意味を当ててみるゲームでした。講師として、皆の意見を聞くことはとても楽しかったです。
その次に、国境と文化の混合についての説明をしました。メキシコの歴史について話して、話しは面白くないだろうと思っていましたが、皆はちゃんと聞いてくれました。メキシコについて興味を持っている人がいて、すごく嬉しいです。その後、マオリ(ニュージーランド文化)の踊りをやってもらったり、外国の音楽を聴いたり、ディスカッションをしたりするつもりでしたが、時間が足りなさすぎて、途中で止めざるを得ませんでした。
ワークショップとしての完成度はまだまだですが、よい勉強になりました。参加者の反応や時間の使い方などが分かったので、今度は更に面白いワークショップができます!
12月にまたワークショップを行う予定していますので、ぜひ来てください!
<異文化探検は楽しいモミ!!