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〜忘れない、戦争の記憶と平和への願い〜郷土資料館で「戦時生活資料展」が開催中です!

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戦時中の生活の苦しさを伝え、平和の大切さを訴える「戦時生活資料展」が、8月2日(金曜日)から9月2日(月曜日)まで、箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1)で開催されています。


 
この資料展では、主に戦時中の生活資料に焦点をあてて展示されています。展示品には、限られた食料や衣服などを平等に配布するために発行した配給券や戦時中の教科書・雑誌、防空頭巾など、戦時中の庶民の暮らしが伝わるような45品目の資料が展示されています。

同資料館企画担当員の中村聡史は、「戦争や平和について考える機会が多いこの時期に、身近な生活資料に焦点をあてて、展示をしています。子どもたちにもぜひ見に来てもらって、戦時中、市民は苦しい生活をしていたことを知って、平和について考えてほしいです」と話しました。

(戦時中の教科書や雑誌)

展示品の中には、戦時中の生活を知る貴重な資料として、「米つき」や「灯火管制」が紹介されています。
戦時中の家庭では、配給された玄米を食べやすくするため、各家庭で一升瓶に入れた米を竹の棒などで「米つき」し、白米に近づけていました。
また、当時「灯火管制」という法律が定められており、空襲の際に攻撃目標とならないよう、照明など光が外に漏れないように統制されていました。市民の家では、灯りにカバーを被せるなど、工夫して生活していました。

(戦時中の暮らし 米つきや灯火管制)

7月30日(火曜日)から8月2日(金曜日)まで、同資料館で佛教大学、甲南大学、甲子園大学の学生3名が学芸員実習を行っており、資料館にある数多くの資料の中から、展示品の選定、レイアウトなどを行いました。

今年の展示のレイアウトを行った佛教大学の森木さんは、「戦時中の市民の生活に目を向けて、身近な生活用品の展示を行いました。戦時中は金属回収令が出ていましたが、鉄製の道具がこうして残っているのを見ると、厳しい監視をかいくぐって生活していた当時の市民の様子が思われます」と話しました。

(この「防火砂弾」は、『ザ!鉄腕!DASH!』のクイズコーナーで紹介されました。)

 

企画展示「戦時生活資料展」
【日時】8月2日(金曜日)から9月2日(月曜日)午前10時〜午後5時
    (休館日:毎週木曜日)
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1 みのおサンプラザ1号館地下1階)
【費用】無料
【電話】072-723-2235 【ファックス】072-724-9694

<この機会に、みんなも平和について考えてみてね。


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