去る6月8日、9日に、堺市民会館及び桃山学院大学にて開催された、2013年日本地域福祉学会第27回全国大会において、日頃の積極的かつ優れた地域福祉活動が認められ、第10回地域福祉優秀実践賞を受賞された特定非営利法人暮らしづくりネットワーク北芝(中嶋嘉伸代表理事、埋橋伸夫さん、佐谷洋子さん)に、6月27日(木曜日)、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。
この地域福祉優秀実践賞の審査基準は、各団体における日々の活動内容の「先駆性・独創性」、「継続性・発展性」、「参加性・普及性」、「記録性」の4つの基準に基づく、厳正な審査を経ての受賞となり、全国でも暮らしづくりネットワーク北芝を含め3団体の受賞となりました。
今回の受賞について、中嶋代表理事は「これまで長年にわたり、こつこつと積み重ねてきた福祉活動が認められたものだと理解しており、とても嬉しく思います」と話されました。
佐谷さんからは「9日のシンポジウムでは日頃の私たちの活動内容について披露しました。受賞できた一つの要因として、活動規模的にも地域の世帯が約200世帯という、決して大きすぎないことが良かったのではないでしょうか。顔の見える範囲で出来ることを継続して実施してきたことが大きかったと思います」とのことでした。
また、埋橋さんは「私たちも当初から地域福祉を充実しようと始めたのではありませんでした。細かなワークショップや班集会を開催しながら、地域の皆さんの「つぶやき」拾いのような形で進めていたものが、結果的に福祉の活動として注目していただけました。それが今回の受賞に繋がったものだと思います」と答えられました。
倉田市長は「地域福祉は一生懸命しようと思ってできるものではありません。日頃の活動の中で出来上がった何かを地域福祉と呼ぶものだと思います。市内の団体がこのように全国の3団体に選ばれてとても喜ばしいことですね」と改めて敬意を表しました。
さらに倉田市長は「今回の受賞により、今後ますます視察も増えてくるのではないですか」と尋ねると、中嶋代表理事は「現時点でもかなりの視察があります。昨年度は海外から2団体、国内では約100団体の視察があり、総勢3千人ほどの視察者がありました」。
埋橋さんは「視察対応は、回数が多くて大変な面もありますが、職員が自分たちの業務を再確認できるというメリットもあります。今後はホームページも改善して情報発信にも力を入れながら頑張っていきたいと思います」と答えられました。
最後に、倉田市長は「今後も市も一緒に頑張っていきますので、引き続きお力添えをお願いします。これからも頑張ってください」と激励しました。
また7月1日付をもって、同団体は中嶋現代表理事から埋橋新代表理事へと役員交代がなされており、新体制で新たな船出をされたばかりです。<第10回地域福祉優秀実践賞受賞、誠におめでとうございます!今後ますますの飛躍、発展をご祈念申し上げます。