7月21日(日曜日)、箕面市の市民演劇グループ「チーム銀河鉄道」(中村典子代表)が、花巻市の舞踊・合唱団体と一緒に、東日本大震災の「心の復興支援」として、「レビュー銀河鉄道の夜」を岩手県花巻市文化会館で公演します。
「レビュー銀河鉄道の夜」は、2012年3月10日・11日に開催された「第7回箕面芸術祭」において、初演されました。「レビュー銀河鉄道の夜」は、公演日が2011年3月11日に起きた東日本大震災からちょうど1年目であること、被災地である岩手県出身の宮澤賢治の作品を題材にしていること、生きることの大切さを伝える内容であることなど様々な要素が重なり、1,000人以上の観客を魅了しました。
(昨年の公演の様子)
今回の公演は、2013年が宮澤賢治没後80年ということで、再び集結した箕面芸術祭に参加したメンバーが、被災者のみなさんの「心の復興」を願い、被災地で「レビュー銀河鉄道の夜」を上演することにより、被災者のみなさんに元気になってもらいたいと思い、実現したものです。
花巻市の賢治まちづくり課に、花巻市で花巻市民と一緒に公演をしたいと相談したところ、花巻市内の舞踊・合唱団体への参加呼びかけなどのご協力を得られることになり、「レビュー銀河鉄道の夜」実行委員会を結成することができました。2013年4月には、花巻市で「レビュー銀河鉄道の夜」の結団式がとり行なわれたことで、箕面と花巻のメンバーの公演への想いがひとつにまとまりました。
箕面からは、中高生をはじめとした市民役者など20名ほどが参加します。また、花巻からは、日本舞踊やモダンダンス、ジャズダンスの団体、合唱団など合わせて100名以上のかたが参加します。普段は遠く離れているので、それぞれで練習をしていますが、主に劇を担当する箕面と舞踊・合唱を担当する花巻との息が合うように、電話やメール、映像交換などで頻繁に連絡を取り合い、確認しあいながら舞台を作り上げていっています。
今回の公演にあたり連絡を取り合う中で、花巻市メンバーからさらなる「心の復興」として、被災者招待席を設けようという提案がありました。また、花巻公演の日に、被害の大きかった岩手県沿岸部地域の物産販売を行い、その売り上げの一部を義援金として寄附します。
「チーム銀河鉄道」代表中村典子さんは、「東北で公演をやりたいと思い立ったときは、それほど大きなことだとは捉えていませんでした。ひとつひとつできることから始めて、箕面と花巻の人がつながり、一同で舞台を制作しています。私たちの演劇が、震災で傷ついたかたの心の癒しに少しでもなれたらいいと思います。」と公演への思いを語っていました。
公演に先駆けて、7月14日(日曜日)に、箕面文化・交流センターで公開練習が行われます。今回の公開練習は、箕面の役者チームによる芝居シーンのみとなりますが、公演は花巻市で行われるため、箕面市で「レビュー銀河鉄道の夜」を見ることができる貴重な機会です。また、当日は、岩手県と箕面の物産販売も行います。
なお、チーム銀河鉄道では、この公演事業をご支援してくださるサポーターを募集しています。一口1,000円のサポーター、一口3,000円のスペシャルサポーター、そして一口5,000円の法人サポーターを募集します。申し込みいただいたかたは、チーム銀河鉄道のホームページに名前を掲載させて頂き、お礼に代えさせて頂きます。スペシャルサポーター及び法人サポーターには、7月21日の花巻公演DVDまたはオリジナル公演Tシャツが送られます。
【公開練習の概要】
・日 時:7月14日(日曜日)午後7時開演(約1時間)
・場 所:箕面文化・交流センター8階
・入場料:無料(カンパ制)
・その他:岩手県と箕面の物産やオリジナル公演Tシャツの販売も行います。
【公演の概要】
・日時:7月21日(日曜日)午後2時開演(午後1時30分開場)
・場所:岩手県花巻市文化会館 大ホール(1,100席)
・入場料:前売1,000円、当日1,200円
・主催:「レビュー銀河鉄道の夜」実行委員会
・共催:花巻市・花巻市教育委員会
・後援:箕面市・箕面市教育委員会ほか
・その他:岩手県と箕面の物産販売も同時開催
【公演及びチケット販売に関するお問い合わせ】
チーム銀河鉄道(中村典子代表)
HP:http://teamginga.com
<モミジーヌも花巻公演の成功を祈ってるよ!